出産直後から退院までの日々 〜早くもまた産みたいと思ってしまう不思議〜
出産直後の私「絶対に二度とお産は無理」
産後二日目の私「また出産できたらいいな…」
なんだこれ…?笑
人間の忘却能力がすごすぎて、もはや意味不明です。
後編でも書きましたが、出産直後は感動より不安が先行し、感動したと思ったらすぐさま痛みがやってきます。笑
てんやわんやな出産を経ると、なぜか数日で上記のようにバグります。
さて、そんなバグった産後をご紹介していきたいと思います!
産後の心身の変化やできごと
私が出産した産院は、母子別室(希望すれば同室可)で授乳のタイミングだけ授乳室へ行きます。夜中は寝てもよし、授乳を続けてもよし。
産後の身体を第一に考えると、母子別室で本当によかったです。
赤ちゃんとの時間は、その後たーーーーーっぷりあるので…笑
第一子で産んだ翌日から母子同室などよく聞くのですが、考えただけで辛そう…
母子別室、おすすめです!笑
出産した日
・ぼんやり寝たり起きたり
・力を振り絞って出産報告(友人に伝えたくてたまらないだけ)
出産翌日
・本当に私が出産したの…?と不思議な気持ち
・初授乳で悶絶
・テンションが高くて眠れない
・会陰切開の傷が痛くて眠れない
・子宮の収縮(後陣痛)がやや痛くて眠れない
この時初めて、後陣痛なるものの存在を知る…
助産師さんたち、病室で寝ている私のお腹をやたら押すなあ…と思っていたら、子宮の収縮を見ているらしい。ちなみにそのチェック自体もやや痛い。
会陰切開、めっちゃ痛いです。痛み止め飲んでるので何もしてないときはマシですが、いちばん恐怖だったのがトイレ。人生でいちばん集中してトイレ済ませました。笑
円座クッションがないと座れないので、円座クッションはケチらずに買うことをオススメします。
産後3日目
・初めての沐浴
・おっぱいが張る
・産院のお祝い膳の豪華さにビビる
・「三つ目のぼたもち」にやられる
「三つ目のぼたもち」とは関東の一部地域に残る風習で、第一子誕生の際に近所に配ったり、母乳の出がよくなるようにと願って産後の母親が食べるそうです。
が、
これが思わぬ事態を引き起こします…
さとうたっっっっぷりのあんこともち米、おっぱいをカッチカチにするのです…
母乳の出がよくなるどころか、おっぱいが熱を持って詰まるような感覚。
しんどかった…
この風習をやるのは自由ですが、どうか授乳中のママさんには食べさせないでください。本当にかっちかちに張ります。保冷剤でおっぱいを一晩中冷やしてないといけないくらい辛かった…
産後4日目
・急に眠気がどっとくる
・退院予定日…退院できず
赤ちゃんが呑気性(ミルクを飲む際に空気も飲んでしまう)のために十分に母乳やミルクを摂取できておらず、体重増加が思うようにはいきませんでした。
先天性代謝異常の検査を受けて退院になる予定でしたが、この検査を受けるのには未熟気味だったので退院が先延ばしに。
赤ちゃんだけ入院延長するのも可能だったのですが、思ったよりも母乳をあげるのがとても難しく、不安なことだらけだったので私も一緒に延長。追加料金はがっつりかかりましたが、助産師さんにたくさん教えてもらうことができたので一緒に入院延長してよかったです。
産後5日目
・お産を担当してくれた助産師さんに甘えまくる
赤ちゃんが母乳を吸う力が弱かったので、搾乳して飲ませることに。この助産師さんが搾乳を手伝ってくれました。
あまりに優しいので大好きになってしまった、助産師さんのこと。
恋かと思いました。笑
産後6日目
・無事退院!!
・不安すぎる夜
・初めてのパパ抱っこ^^
ようやく、家に帰ってこれました!
産院では感染予防のため、母親以外の面会者の赤ちゃんとの対面はガラス越しのみ。パパは毎日会いに来てくれましたが、抱っこが叶わずうずうずしていました。
産後6日目にしてようやく抱っこができて、とても嬉しそうでした^^
(考察)どうしてバグるのか
冒頭でご紹介した通り、なぜか産後二日目にして「また産みたい」と思ってしまいました。
その理由を自分なりに紐解いていくと、
・自分の子の可愛さが想像以上
・赤ちゃんの尊さが想像以上
・家族友人からの「おめでとう」にテンション爆上げ
といったことから、過去を強烈に美化していくのだと思いました。
会陰切開の傷も後陣痛も痛いし、寝不足で思考停止してる状態です。
交通事故レベルと言われる身体へのダメージを背負ってもまたこれを経験したいとすぐに思ってしまうのは、
産後のハッピーが出産時の壮絶さや痛みをものすごいスピードで風化させ、記憶を良い方に書き換えたからではないか…
そう思わざるを得ません。笑
産後しばらくは頭がぼーっとしていました。思考回路がすごくスローな感じ。
なんだかハッピーな靄(もや)に包まれているような感覚でした。笑
授乳がうまくできない不安、睡眠不足、慣れない生活のストレス。
そういったこともすべて、赤ちゃんの尊さに救われました。
といっても、周りのサポートがあったからこそです。
ひとりで乗り越えようとしていたら、きっと行き詰まっていました。虐待していたかもしれません。
産後は極限状態。周りのサポートが大切です!!!!!